おはようございます。
手技道の関根です。
9月は本当に雨続きで、
『多雨症候群(多雨疲労)』なんて
ニュースで取り上げられましたが、
暑さと雨が繰り返されることで、
生命維持に必要な体の働きを
コントロールする自律神経が乱れ、
身体の不調を訴える人が
多いとのことでした。
手技道にご来院の患者さんからも、
「こんなに雨続きだとさすがに
鬱っぽくもなる」、
「頭痛、片頭痛がする」、
などの声を聞く機会も増えました。
そのため、
今回は『頭痛』について取り上げます。
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◆手技道としての頭痛の考え方◆
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「朝起きた瞬間から頭が重い」
「夕方になると、こめかみがズキズキする」
このようなお悩みはありませんか?
頭痛は、日常生活で多くの方が
経験する身近な症状です。
しかし、頭痛が繰り返されると、
仕事や家事に集中できなくなったり、
外出することさえ負担になったりします。
手技道では、頭痛を考えるときに
大切にしていることがあります。
それは、「痛みが出ている場所だけではなく、
身体全体に目を向ける」ということです。
頭痛と一口に言っても
まず知っていただきたいのは、
頭痛には異なる種類があるということです。
代表的なものが
「緊張型頭痛」と「片頭痛」です。
緊張型頭痛は、
頭全体が締めつけられるような
痛みが特徴で、首や肩周囲の
筋肉の緊張が関係する場合があります。
一方、片頭痛は、
脳の神経系の働きが関係する病気で、
ズキズキとした痛みや吐き気、
光や音への過敏さなどを
伴うことがあります。
また、片頭痛でも首や肩のこりが
現れることがありますが、
必ずしも首や肩の緊張が原因とは限りません。
特に女性では、
月経周期に伴うホルモン変動が
片頭痛のきっかけになることも
知られています。
このように、頭痛は決して一つの原因で
説明できるものではありません。
頭痛の種類によって適切な
対処法は異なるため、
まず医療機関で頭痛の種類を
確認することも大切です。
手技道では、
身体に現れている症状は、
さまざまな負担が重なった
結果である可能性を考えます。
例えば、長時間のデスクワークで
頭が前に出た姿勢が続くと、
首や肩周囲の筋肉に
負担がかかりやすくなります。
さらに、背中が丸まって胸郭の
動きが小さくなると、
呼吸も浅くなりがちです。
こうした状態に、睡眠不足や
精神的なストレスが重なることで、
身体の緊張が抜けにくくなる場合があります。
そこで、頭や首だけでなく、
背骨、肩甲骨、骨盤など、
全身のバランスにも目を向けています。
手技道が頭痛に対して
確認するポイントは4つあります。
(1) 首・肩・背中の緊張
頭を支える首や肩の筋肉には、
日常的に大きな負担がかかっています。
手技道では、筋肉や筋膜の状態、
肩甲骨の動きなどを確認し、
負担が集中している部分を探ります。
(2) 骨格と姿勢のバランス
首だけを見ても、なぜその場所に負担が
集中するのか分からないことがあります。
背骨や骨盤、身体の重心なども含め、
姿勢全体のバランスを確認します。
(3) 過去のケガや打撲の影響
手技道では、過去の頭部や
首の打撲だけでなく、
背骨や骨盤周辺の打撲歴に
ついても確認しています。
ただし、過去の打撲が現在の頭痛の
原因であるとは限らず、
医学的な評価が必要なケースもあります。
(4) 食生活・睡眠・身体の内側の状態
食事の偏り、睡眠不足、ストレスなどは、
頭痛の発症や悪化に関係することがあります。
また、内臓への負担なども身体全体の状態を
把握する際の視点としています。
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◆「なぜ筋肉が硬くなるのか?」◆
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頭痛で悩んでいる方の中には、
首や肩のこりを感じている方が
多くいらっしゃいます。
一般的には
「肩が凝っているから頭が痛い」と
考えられがちです。
ここからさらに一歩踏み込んで考えます。
「そもそも、なぜ首や肩の筋肉が
硬くなってしまったのか?」
例えば、長時間のデスクワークで
頭が前に出た姿勢が続くと、
首や肩の筋肉には負担がかかります。
ところが、首や肩だけをほぐしても、
同じ姿勢を繰り返していれば、
再び緊張が生じることがあります。
そこで手技道では、首だけではなく、
背中や肩甲骨、骨盤など、
全身の状態を確認します。
身体のどこかに動きにくさがあることで、
別の部分が無理に頑張っていないか。
一部分に負担が集中するような
身体の使い方になっていないか。
このように、症状が現れている
場所だけでなく、そこに至る背景を
探ることを大切にしています。
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◆「筋膜」が身体のバランスを左右する?◆
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ここで注目したいのが「筋膜」です。
筋膜とは、筋肉やさまざまな組織を包み、
支えている結合組織のことです。
筋膜は一つひとつの筋肉を包むだけではなく、
周囲の組織とも連続しています。
そのため、身体を動かすときには、
筋肉だけでなく筋膜などの
組織も一緒に動いています。
例えば、背中や肩周囲の組織に
動きにくさがあると、
首を動かすときにも負担を
感じやすくなる場合があります。
このようなとき、首だけに施術を
行うのではなく、身体のどの部分に
動きの制限があるかを確認していきます。
さらに、手技道の特徴は、
単に筋肉を強く押すことではありません。
筋膜の表層・中層・深層といった
組織の状態を意識しながら、
手を当てる方向、角度、刺激の
強さを変えていきます。
なぜなら、身体の状態によっては、
強い刺激がかえって痛みや不快感を
増やしてしまうことがあるからです。
特に片頭痛の発作中など、
刺激に敏感になっているときには
慎重な対応が必要です。
「強く押せば、それだけ身体が
良くなるわけではない」
一人ひとりの状態に合わせて、
適切な刺激を選ぶ。
これも手技道が大切にしている考え方です。
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◆「昔の打撲」が今の身体に関係している?◆
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ここは、初めて聞く方も
多いかもしれません。
手技道では、現在の身体の
状態を確認するときに、
過去のケガや打撲の経験につ
いてもお聞きします。
例えば、
「昔、階段で転んで尾骨を強く打った」
「学生時代にスポーツで背中を痛めた」
「交通事故でむち打ちになったことがある」
このような経験です。
なぜ頭痛なのに、
尾骨や背骨の打撲歴まで
確認するのでしょうか?
過去のケガによって残った動きにくさや、
身体をかばう癖が、
現在の姿勢や身体の使い方に
関係していないかを考えるからです。
例えば、過去のケガを
きっかけに身体の動かし方が変わり、
一部分に負担が集中している
場合も考えられます。
手技道では、頭部や首だけでなく、
脊椎、尾骨、恥骨周辺などの状態にも
着目することがあります。
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◆「頭痛なのに、お腹を見るの?」◆
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さらに手技道では、
身体の外側だけでなく、
食生活や内臓に関する体調に
ついても着目しています。
「頭が痛いのに、
なぜお腹の状態まで確認するの?」
不思議に思われる方もいるかもしれません。
実際に、頭痛と食生活には
関係が見られることがあります。
例えば、食事を抜くことや脱水、
睡眠不足などが片頭痛の
きっかけになる方もいます。
また、片頭痛では吐き気や
胃腸の不快感が一緒に現れることもあります。
独自の身体観では、胃腸や膵臓など、
内臓への負担についても全身を
捉える際の視点としています。
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◆ 自律神経と呼吸にも目を向ける◆
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頭痛が起こりやすい方の中には、
忙しい毎日を送り、
十分な休息が取れていない方も
いらっしゃいます。
仕事や家事、人間関係などで緊張が続くと、
無意識のうちに肩に力が入り、
呼吸が浅くなっていることがあります。
また、自律神経は、心拍や消化、睡眠など、
身体のさまざまな働きに関わっています。
片頭痛には神経系の複雑な
仕組みが関係しており、
単純に自律神経の乱れだけで
説明できるものではありません。
しかし、睡眠不足やストレスなどは
頭痛を悪化させる要因となることがあります。
筋肉や骨格の状態に加えて、
呼吸のしやすさや身体の緊張、
休息の取り方にも目を向けています。
身体を整えることだけでなく、
日常生活の中で緊張をため込みすぎない
工夫も重要だと考えています。
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◆同じ「頭痛」でも、施術の内容が違う理由◆
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頭痛に対して全員に同じ施術を
行うわけではありません。
まず、頭痛の場所、痛み方、頻度、
発症するタイミングなどを確認します。
さらに、首や肩のこり、
目の疲れ、過去のケガ、姿勢、睡眠、
食生活などについても丁寧にお聞きします。
そのうえで、身体の動きや緊張を確認し、
それぞれに合った施術を組み立てていきます。
例えば、首や肩に強い緊張が見られる方と、
全身の疲労が強く、
刺激に敏感になっている方とでは、
適切な刺激の強さも異なります。
だからこそ、筋膜や筋肉の状態を捉え、
手技の方向や深さ、力加減を
細かく調節することを大切にしているのです。
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◆頭痛を繰り返さないために、
日常生活でできること◆
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頭痛への対策は、
施術を受ける時間だけで
完結するものではありません。
日常生活でも、
身体への負担を減らす工夫が大切です。
例えば、長時間同じ姿勢を続けず、
定期的に立ち上がって軽く身体を
動かしてみましょう。
スマートフォンを見るときは、
頭を大きく前に倒し続けないよう
意識してみてください。
また、睡眠時間をなるべく一定にすることや、
適度な水分補給、
規則正しい食事も重要です。
頭痛が起こった日には、天候、睡眠時間、
食事、月経周期などを記録しておくと、
ご自身の頭痛の傾向に気づく
手がかりになります。
ただし、片頭痛の発作中には、
無理に運動したり、痛む首や頭を
強く刺激したりしないことも大切です。
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◆「頭痛持ちだから仕方がない」と
諦めないでください◆
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頭痛が長く続いていると、
その状態が当たり前に
なってしまうことがあります。
しかし、毎日頭痛を我慢しながら
生活する必要はありません。
現在では、片頭痛に対しても、
発作を和らげる治療や予防治療など、
さまざまな選択肢があります。
そのうえで、身体の緊張や姿勢、
生活習慣を見直すことも、
健康的な毎日を目指す一つの方法です。
痛みが現れている場所だけに
注目するのではなく、
その方がどのような生活を送り、
どのような負担を身体に
かけてきたのかを大切にしています。
「頭が痛いから頭だけを見る」のではなく、
「その人の身体全体を見る」。
頭痛に対する基本的な考え方です。
そして特に、
手技道は自律神経系の治療を
得意としています。
頭痛のお悩みにはお答えできる部分が
大きいと思っております。
医療機関での検査や治療と並行して、
身体のこりや動きにくさ、
姿勢などが気になっている方は、
一度、ご相談ください。
これまで気づかなかった、
ご自身の身体の状態を
知るきっかけになるかもしれません。
頭痛がある日、
頭痛続きの日々はお辛く、
憂鬱になりますよね。
あなたが少しでも快適に、
笑顔で毎日を過ごせるよう、
私たちは一人ひとりの身体に
向き合っていきます。











